ピンヒール・ムーンで只野菜摘さんを感じてる。

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Mia REGINAのピンヒール・ムーンが好き過ぎる。

 

ピンヒール・ムーン

作詞:只野菜摘先生 作曲:KURITA 編曲:KURITA, 森 悠也

 

2018年11月14日に発売されたMia REGINAの6枚目のシングル「純正エロティック」のc/w曲で、ビッグバンドジャズで大人っぽさが漂っていて、たまらない人にはたまらない1曲。Mia REGINAって3人の掛け合いの曲が多いんだけど、この曲は声質が歌声というより楽器音に聞こえてきて、ジャズの演奏とミアレジの掛け合いに聞こえる。綺麗な声してんだ、ほんと。

Instrumentalでも存分に味わえる名曲なんですけど、なんせ歌詞がめちゃくちゃ良い。

 

 

とりあえず、歌詞載せますね。

 

不思議な招待状をありがとう

謎解きで詩的なお誘いに

シャイなのが見え隠れ

パーティは口実のシチュエーション

 

深紅のソールに気付いてね

とっておきのシューズをはいてきたの

特別な想いなら

わかりやすいのがいい

 

男女のあいだの友情も

同志で奥深いけど

シャーベットが溶けていくように

タイミング チャンス 逃がさないでね

 

ビッグバン・バンドが弾けても

私はずっと すわっている

怒らないわ 楽しんでいて

あなたのこと眼で追ってる

ダンスもキックにも向いてない

華奢なヒールが似合うものは

エスコートとか 背伸びしたキス

ピンヒール・ムーンね 今夜は

 

あなたの恋人と噂され

決めつけられるのに疲れたから

噴水へエスケープ

ざわめきを遠ざける

 

イントロも聴いていないのに

結末は知ってるような

ちゃんと始まってない恋の

既成事実 予定調和は嫌

 

ビッグバン・バンドが弾けても

私はずっと 涼んでいる

怒らないわ 楽しんでいる

あなたのこと眼で追ってる

ダンスもキックにも向いてない

華奢なヒールが似合うものは

エスコートとか 背伸びしたキス

ピンヒール・ムーンは 待ってる

 

小指のような 糸のような

約束や愛 結ぶような

絆のような 切れちゃいそうな

細い細い月 今夜は

 

ダンスもキックにも向いてない

華奢なヒールが似合うものは

エスコートとか 背伸びしたキス

ピンヒール・ムーンの真下で 待ってる

 

 

もう、1本の映画作品じゃん、こんなん。

1000回人生やり直してもこの歌詞は書けんわ。

 

音源もってる人はイントロから聴いてみてほしいんだけど、

[ ~0:16 ] イントロから直感する、これ絶対好きなやつ。もったいぶたせて幕が上がる感じ。

[ 00:21~00:22 ] ココ重要!!ウキウキが抑えきれない、飛び跳ねたような音が最高に可愛い。

[ 00:22~ ] 招待状を受け取ってからこの一夜が楽しみで、 本番が近づくにつれ嬉しさが込み上げてくる様を、次第に増えていく弾んだ音がよく表している。

 

招待状ありきのビッグバンドもダンスもあるパーティなんて行ったことあります?

映画でしか見たことなし。ちょっと憧れる。上流階級いたら、すまんね、行ったことない体に合わせて。

 

もうね、この時点で想像力を働かされちゃってるわけよ、只野先生に。

 

で、女性視点の、胸に期待を抱いてワクワクしてる様子が描かれていくんだけど...、履きなれていないからうまく踊れなかったんでしょうね...。

ジャズバンド響く会場は賑やかで楽しんでいるのに、ずっとすわっている。招待状をもらってから楽しみにしてきたのに...。

さらには、彼の態度とか、周囲の視線とかで嫌になっちゃって、会場を後にしてひとり噴水に向かう。履きなれない華奢なヒールで。

たぶん、向かう途中でこけちゃったりしてるとおもうんだ。

 

小指のような 糸のような

約束や愛 結ぶような

絆のような 切れちゃいそうな

細い細い月 今夜は

 

落ちサビ前まで、強がりなのかハキハキと歌っていたのに、急にしおらしくなるのずるいですね。賑やかだったジャズも切ないさみしい歌詞と合わせてシュン…となって、もいっかいグワーーーっと音が盛り上がる。

追いかけてくる彼に気付いたのか、嬉しそうな音に変わるんですよ、ここ。

 

ダンスもキックにも向いてない

華奢なヒールが似合うものは

エスコートとか 背伸びしたキス

ピンヒール・ムーンの真下で 待ってる

 

 夜の噴水で、月明かりに照らされて、女性がひとりで待ってるんです。

 

ここで、曲の幕が下りるけれど、そこから2人の物語は始まるんです。

 

天才...。(拍手)

 

只野先生...。あなたって人は...、なんて素晴らしい歌詞を...。

 

ピンヒールの高さで、背伸びする女性を。

ピンヒールの細さで、さみしさ、か弱さを表現したり。

 

はたまた、「ピンヒール」と「ムーン」の造語の響きの良さ...。

辞書に載ってそうだもん、ピンヒール・ムーン。

 

 

 

で、で、で、ここからは、妄想の世界。

 

月(moon)とか、深紅とか、アイカツ!通ってきたらどうしても神崎美月、りすこ from STAR☆ANISを連想しちゃう。

只野先生ならやりかねない。

あと、moon には、月で動く宇宙飛行士の様子から、ゆっくり歩くとか、夢中になって、夢心地で、とかの意味があるって習った覚えがある。

 これを知っててピンヒールとムーンを掛け合わせたのなら、頭下げます。

 

 

 1年前に肉が想像したピンヒールムーンも置いておきます。

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 願望。

真っ暗闇のステージで、ミアレジに正面から光あてて、3人の影のシルエット浮かび上がってる、そんなピンヒール・ムーンのライブが見てみたい。

 

 

 

おまけ。

本当は、この記事タイトルを五七五にした方が語呂がいいかなーって、

「ピンヒールで 只野菜摘を 感じてる」

にしようとしたけど、事件性が高すぎるので即却下した。